「胸の写真でフォロワーが10万人減った」、ファッション業界に大きな影響を与えたビリー・アイリッシュ

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sustainablejp badge公開 2022年1月8日

「胸の写真でフォロワーが10万人減った」、ファッション業界に大きな影響を与えたビリー・アイリッシュ

歌手のビリー・アイリッシュが、2021年に世間を騒がせた3つのできごとを振り返った。
Leyla Mohammedby Leyla Mohammed News Staff
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アメリカの月刊紙「Vanity Fair」の特集で、歌手ビリー・アイリッシュが5回にわたってインタビューに答えている。2021年10月の5回目のインタビューでは、その年に起こった3つのできごとを次のように振り返った。


Samir Hussein / Samir Hussein / WireImage

1つ目は、5月にファッション誌「Vogue」の表紙を飾った際、ビリーの見た目が大きく変化していたことだ。


Jim Dyson / Redferns 元々は、毛先が黒く、根元が緑色の髪が特徴だった。

「Vogue」の表紙を飾る前、3月にはすでに、ビリーは大変身した様子をインスタグラムに投稿していた。


Frazer Harrison / Getty Images 黒と緑だった髪は、ブロンドに変わった。

そして、5月。「Vogue」の表紙では、古典的なハリウッド映画のようなコルセットの衣装を披露。



Theo Wargo / Getty Images 以来、ビリーは公の場で大胆、かつ透け感のあるゴージャスな衣装で、多くの注目を集めた。

しかし、スタイルを変えたビリーに対し、批判の声もあった。プラスサイズの衣服を着る姿が、ビリーの象徴だったからだ。



Koury Angelo / Getty Images for Apple 中には、ビリーが立ち向かってきた「美の基準」に迎合しているようにも捉えられるとして、非難した人もいた。

だが、スタイルの刷新は、19歳のビリーが性的な対象として見られることを避けるため、意図して行ったことだった。

ビリーは、この1年でのスタイルの変化について、こう語った。



Vanity Fair / Via youtube.com 「『Vogue』の表紙では、確かに大胆なスタイルを披露しました。でもそれは、あえて狙ってやりました。古典的なハリウッドのランジェリーだっただけ」

Vanity Fair / Via youtube.com 「『ビリー・アイリッシュの新しい美』を追求した撮影会だと思っていた」
「『前よりもカワイくなったね、最高!』『昔のスタイルに戻してほしい!こんな風に変わってしまって残念』って、みんなが声をかけてくれるものだと思っていた」
しかし、批判の声はたくさん届いたという。

それでも、ビリーは大切な信念をもって、仕事に臨んでいた。



Rich Fury / Getty Images 「新しいスタイルじゃない、じゃあ次はこれ、というように一つ着たら別の日にこれを着る、そして次の日も繰り返す感じだったので、すごく変だった」
「私が最初から常々言っていることは、『好きなものを着ていい』ということ」「着たいものを着て、やりたいことをして、話したいことを話していいと、私はずっと訴えてきた」「大切なのは、新しい物事にオープンでいること、そして周りの人に(自分のやりたいことを)台無しにさせないこと」

さらに、2021年は自身のモチベーションにも変化があったと話す。



Vanity Fair / Via youtube,com 2020年、4回目のインタビューでビリーは、プライベートでの外出が「災害級」につらいと語っていた。
当時のインタビュー映像を見ながら、「最悪。この頃(18歳)の私、アイデンティティが崩壊してるね」と振り返るビリー。
「この頃の私は『外なんか歩けない。あそこもここも、全然行けない、無理』みたいな態度だった。公園に行くことや、レストランのテイクアウトすらもできなかったから」しかしやがて心境の変化があり、新たに自信がついて安心して街を歩けるようになったという。「でも2020年ごろから、オープンでいるようになった。そしたら今では帽子やサングラス、マスクなどの変装をしないで、堂々と外を歩けるようになった」「塞ぎ込んで暮らしていた前よりもずっといい。あの時、オープンになろうと選択した自分に感謝している」

2つ目に語ったのは、インスタグラムのフォロワーが10万人も減ったことについて。



Gareth Cattermole / Gareth Cattermole / Getty Images 9月に女性誌「ELLE」の表紙カバーを飾った際、容姿に批判が集まったことを語っていたビリー。

ビリーは、自身のインスタグラムに、胸部のコルセットとレース生地の下着を身につけた写真をアップしたところ、フォロワーが10万人減ったと明かした。



@billieeilish / Via Instagram.com ELLEによれば、ビリーを「不誠実」としたり「格好が不快」というコメントの嵐だったという。
「バストの写真を投稿しただけで、10万人もフォロワーが減った」「大きめのバストに不快感を覚えたんだと思う」とELLE誌のインタビューに語った。

ビリーのファンの中には、有名になった当時のオーバーサイズの容姿のままでいてほしいと思っている人もいるようだが、ビリーは、特定のスタイルに縛られることは「人間性を奪う」と答えた。



Frazer Harrison / Getty Images 「(ファンは)私の過去の姿に縛られ、愛着を抱き続けているんだと思う」「でもそれは、私らしさを奪っているにすぎない」

そして3つ目は、9月にファッションの祭典Met Galaへ出演し、環境配慮を訴えたことだ。



Mike Coppola / Getty Images

ビリーは、Met Galaでも世界の注目の的となった。



Dimitrios Kambouris / Getty Images for The Met Museum/Vogue ベージュのカーペットに映えるオスカーデラレンタ製のドレスで登場。マリリン・モンローを彷彿とさせる姿で、ビリーの今までにない格好だった。

ビリーは、当時の心境をこう語った。

「この時を待っていた。数年で大きく変化し、自信に溢れた姿を見せることができた」「蝶のように羽ばたける日を楽しみにしていた。これ以上嬉しいことはないと思った」
「ファッションの舞台でこれほどまでに活躍できたのは、まったく初めて。嬉しくて、震え上がった」

ビリーは、オスカーデラレンタ社とのコラボに先立ち、デザインに毛皮を使用しないことを約束したとも語った。



Gotham / GC Images

「毛皮を使うのはやめたほうがいいと思います。もしできないのであれば、手を引きます」と伝えたという。



Vanity Fair / Via youtube.com Met Gala閉幕後のインスタグラムの投稿では、環境配慮に向けた取り組みについて振り返った。「私の意見や考えも踏まえながら素晴らしいドレスを制作してくれた@oscardelarenta(オスカーデラレンタ)に心から感謝したい」「動物の毛皮を一切使わない、環境にやさしいオスカーデラレンタのドレスを着られて、本当に光栄です!」「環境保全に関して、大きな一歩を踏み出したこと、そして私の意見を聞いてくださったことに本当に感謝したい」「今後多くのデザイナーが同じように環境に配慮した取り組みをしてくれることを願っている」

最後には、「もっと多くのブランドが環境に配慮することを気にかけ、世界を良い方向に持っていってほしい」と語り、5回目のインタビュー締めくくった。



Mike Coppola / Getty Images

「Vanity Fair」でのインタビュー映像(英語)はこちら。


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